重症アトピー/病院に行かなくなった患者は、病院の治療で、「治った」と思われている?
わたしは、薬が効かなくなって家に閉じこもるまで、何か所かの病院に通いました。
長きにわたって通ったのは、近所の病院1軒ですが、ごく短期間、有名大学病院にも行きました。
ときどき疑問に思うのは、病院に行かなくなった自分は、その病院で提供された治療方法・投薬で、「治った」もしくは「寛解した」と、カウントされているんだろうか……? ということです。どうなんでしょう?
病院に行って、その後、治った患者は、ふつう、「先生、治りました! ありがとうございます」なんて、報告にいきません。
大病であったり、密接な関係のあるコミュニティであったりするなら、そういうこともありそうですが、ごく一般には、なさそうです。
ある意味では、病院に行かなくなるのは、「よくなった証拠」です。
でも、「病院に行かなくなった患者」の中には、わたしのように、「病院ではもうダメだ……」と感じたり、ほかの病院に(勝手に)転院したりする患者もいるはずです。
でも、病院サイドでは、「こなくなった患者」のことを、あまり重要には考えていないように思います。ここには大きな問題があるように思います。
ステロイドの塗り薬はとてもよく効きます。
わたしにだって、最初の頃はよく効きました。
初めて顔に塗ったときは、その「効果てきめん具合」に、本当に一人で踊っちゃったくらいです。
ステロイドは初期の治療では(おそらく万人に)とてもよく効きます。
そして、脱ステにトライしていたものの、途中経過に耐えられず、ステロイド治療に戻った人にも、おそらく(初期の治療の場合よく効くのと同じ理由で)よく効くはずです。
そう考えると、ひょっとすると、お医者さんは、ステロイドがよく効くところしか見ていないんじゃないかな、って思ったりします。
でないと、どうして、世のお医者さんがあんなに口をそろえて、「アトピーにはステロイド」、っていうのか理解できないです。
ステロイドはよく効きます。
でも、問題は、そのあとなんです。
お医者さんの前でよくなった肌の状態が、その後もコントロールし続けることができるのか、って、ことなんです。
このあたり、「病院にこなくなった患者」がカギを握っていると思うんですが、お医者さんは日々多忙ですし、残念ながら、こなくなった患者のことまでとても考えられないんでしょうね……。
もしくは、考えないフリをしているのか……。
↓ 参加しています。