アトピー／これは悪化因子？ 気になったら、やめてみる
アトピーの状態が悪いときって、「あれのせいかもしれない……」「これのせいかもしれない……」といろいろ気になるものです。
すぐ症状がでる食物アレルギーとちがって、アトピーは、「何が原因で悪化しているのか？」患者自身もよくわかっていないことが多いように思います。
少なくともわたしは、こんなに長いことアトピーとお付き合いしているのに、自分のアトピーの直接的な悪化因子について、今でもよくわかっていません。
そんなわけで、アトピーの症状が下り坂になるたびに、わたしは、食べ物（例：かつおぶしのせいかもしれない）に始まって、シャンプー、はみがき、不織布マスク、花粉、ひどいときにはエビアン水（のミネラル分）まで、あれやこれや気になったものです（エビアン水はさすがに神経質すぎて自分でもどうかと思います）。
花粉のように、自分でどうしようもないものはさておき、気になるのなら、とりあえずやめてしまえばいいと思います。
そのうえで、「やっぱり気のせいだった」「神経質すぎた」と思えば、元に戻せばいいのです。
アトピーの状態が悪いときって、極端から極端に走ったり、病的なまでに神経質になってしまったりすることってあると思います。
でも、それは、たぶん、そういう「時期」なんだと思います。
そういう時期を経て、あれこれ紆余曲折しながら、少しずつ自分にとって心地の良いスタンスや、自分なりの法則を見つけていけるのだと思います。
ちなみに、わたしは、上記に書いたものの中では、シャンプー、はみがき、マスクは（普段使いにするものは）、今でも石けんベースや、オール綿のものを使っています。
毎日使うものは、少しずつでも、その影響は大きいような気がします（ひどいときには、シャンプーはお湯のみで、はみがきも塩でしていました）。
ふつうの（健康な）人には平気なものでも、わたしのように肌が弱い人には、香料や化学繊維など刺激が強すぎる、ということもあると思います。
アトピーが治った今では、たまに、くんくんいい香りのするシャンプーを使ったりします。
そんなふうに、「たまに」くらいだと、「あー、いい香りだな！」って、特別感があって、なかなかいいものです！
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