重症アトピー/夜眠れるようになったら、回復に向けて折り返したようなもの!
これは軽いアトピーではなく、リバウンドといわれるような、ひどいアトピー状態に陥っている場合の話。(軽い場合は……きっと、夜、眠れますよね?)
ひどい状態のときって、心身ともにヘトヘトに消耗しているのに、夜、眠れなくなります。
少なくとも、わたしはそうでした。アトピーがひどいときって、たぶん、交感神経・副交感神経の働きも、おかしくなっているのだと思います。
眠たかったはずなのに、布団に入るとぜんぜん寝付けない。
ウトウトしても、すぐ目覚めてしまう。かゆくてかゆくて、ガーッと掻き崩して、泣きたくなる(というか、これは実際泣いちゃう)ことも。
一時、わたしは、夜が来るのが怖いくらいでした。
もちろん、思っている以上に、寝ている時間もあるのだと思いますが、本人的には、「眠った感」ゼロ。
起きている時間もつらいのに、寝ている(はずの)時間も、けっこうつらい……。
こういう、「症状がひどいとき」の山場(というか谷場というべきか)は、精神的にも、肉体的にも、かなり「削られていく」感じがします。
もしも同じ症状だとしても、「夜、しっかり眠れれば楽なのになー」って、よく思っていました。
わたしの場合、アトピーが超・ひどいときって、食事もあまりとれなくなるし(アレルゲンとかやたら神経質になって、食べる量が減る)、寝られなくなるしで、一気に体力が落ちていく感じがしました。
実際、体重は7キロくらい落ちたことも……。7キロ落ちると、ちょっとシルエットが変わります。
「もう3か月まともに寝ていない……」と思っていたのを覚えています。
昼間に仕事など、社会生活をしている場合は、ヘロヘロです。
うう、つらい……!
でも……! あるとき、ふっと寝られるようになるのです。
眠れるようになるのが先か、アトピーが回復するのが先か……。
おそらく同時なのでしょうが、自分意識できるレベルとしては、「眠れる」のが先でした。一晩熟睡、とまではいかなくても8割方眠れることの心地よさ……!
これは、「眠れない」夜があったからこそ感じる、ありがたさでした。
眠れるようになる → 交感神経・副交感神経がきちんと働き出した、身体の機能が正常に戻り出したということであり、また、眠れることで、結果として、皮膚も再生していくみたいでした。
わたしは、3回リバウンドを経験し、その3回とも、「眠れない夜」と、「やった、眠れるようになった!」を経験しました。
経験上、眠れるようになったら、回復に向けて折り返したようなものです。
もし、今現在、悶々と眠れない夜を過ごしている人がいるとしたら……、ほんとうにつらいですよね……。
つらい。つらいし、ホント、もうカンベンしてほしいですよね。
でも……、でもです……!
がんばってなんとか、朝起きて、夜ふとんに入る生活を続けていれば、少し時間はかかっても、いつかはちゃんと眠れるようになります。
ぐっすり眠るのは気持ちがいいものです。
そして、ぐっすり眠れるようになったら……、紆余曲折をしながらも、どんどん調子が上向いていくのを感じられると思います。
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