あとぷうの日記

重症アトピーでした。脱ステ+脱保湿+食生活で治しました。参考になればです!

重症アトピー/治療方法/自分の頭で考えて、自分で決める

アトピー患者なら、だれでも、切実に、「治りたい!」「アトピーと無縁になりたい!」と思っていることと思います。

もし大人であるならば、なにより大切なのは、治療に関して、「自分の頭で考えて、自分で決める」ということだと思います。

なーんて、エラそうにいって、自分の「アトピー悪化→重症→脱ステロイド」の流れは、まさに、流されるままだったのですが…。

 

でも、自戒を込めて、「自分の身体は、自分がいちばん大切なのだから、自分でしっかり考えないといけない」と思います。

自分の身体のことなのに、よく考えもせずに、人の(というのは専門家や、お医者さんや、アトピービジネス、キラキラ奇跡、その他もろもろを含みます)言うことを鵜呑みにして、すべてゆだねてしまうのは、どうかと思います。

これは、専門家やお医者さんのことを信用するな、という意味ではありません。

「権威だから」といって、自分自身の大切な体のことを「丸投げ」してしまうのは、いかがなものか、ということです。

 

なんとなく、自分を含め、アトピー患者や病人って、お医者さんや、「自分を治してくれると言っている人」の前では、「おりこうさん」だったり、その人を無条件で信用しようとするところがあるような気がします。

「相手はお医者さんだから(または専門家だから)」などが大きな理由でしょうが、その裏には、「この人がなんとかしてくれる(と信じたい!)」という心理がかくされているような気がします。

 

でも、それではダメだと思います。

他人にゆだねる、ということは、自分の身体に(自分の治療に)責任を持たない、ということです。

お医者さんや、専門家や、商売人等々にとっては、無条件で「おまかせします、よろしくお願いします」と、ゆだねる患者は、(うるさくない)優秀な患者であり、顧客でしょうけれど……。

疑問があるなら、お医者さんに聞くなり、自分で勉強するなりするべきです。

わたしはお医者さんにかかっていた時代、だんだん薬が効かくなってきたとき、「薬が以前より効かなくなっているけれど、大丈夫なのか」と、聞くこともできませんでした。

ほんとうにダメな患者でした。

 

大切なのは、自分の身体のことを人任せにしない、自分で勉強し、納得し、自分で「正しいと思うもの」を選ぶことだと思います。

そしてどれを選ぶにしろ、途中で間違えたと思えば、やり直せばいいのです。

 

わたし自身はこんなふうに考えました。

1)ステロイドの塗り薬、その他、抗アレルギー剤は、アトピーそのものを治すことはできない。

標準治療が「対症療法」であるというのは、日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインでも認めています。

アトピー性皮膚炎は遺伝的素因も含んだ多病因性の疾患であり,現在,疾患そのものを完治させうる治療法はない。

アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年(日本皮膚科学会HPより)

 

2)ステロイドの塗り薬は「とってもよく効く」けれど、慢性の皮膚疾患には向かない。

ステロイド外用薬が長期連用に向いていないことはガイドラインにも書かれています(顔面、頸部についてですが)。

 顔面や頸部などは、高い薬剤吸収率をもち、ステロイド外用薬による局所副作用の発生に特に注意が必要な部位であるため,長期間連用しないように注意する。

アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年(日本皮膚科学会HPより)

(↑)でも、症状がもっとも治まってほしいのは、目立つ顔面なのですよね……。そして、顔面、頸部が長期にわたって治らない場合はどうすればいいの……?

 

3)わたしのアトピーは、その経過からいって、もはや完全に「慢性」である。

(詳しくは、過去経過の記事を参照)

 

4)よって、自分は、ステロイド外用薬、抗アレルギー剤などにたよらない治療を考えるべきだ。←結論。

 

わたしは、最初の大崩壊のときに脱ステをしますが、それは積極的に選んだのではなく、ステロイドの塗り薬が効かなくなったため、必然的にそう選ばざるをえなかったのでした。

ただし、その後2回のリバウンドでは、自分で積極的に、ステロイドの塗り薬や抗アレルギー剤などを使わない方法を選びとりました。

方法としては、単純に病院へ行きませんでした。

 

楽な道ではありませんでしたが、自分の頭で考え、納得したことだからこそ、二度と逆戻りしない、という決意でのりきったのだと思います。