あとぷうの日記

重症アトピーでした。脱ステ+脱保湿+食生活で治しました。参考になればです!

アトピー歴.3 アトピー悪化のはじまり

赤ちゃんのときから、ずっと(イヤイヤ)「おつきあいしていた」アトピーですが、本格的なピンチを迎えたのは、高校2年生のときでした。

夏休みを前に、ガガーッと悪化したのです。

上半身全体がかゆいやら、かきむしって痛いやら、ボロボロにきたなくなってみじめで悲しいやら。

試験休みが明けて明日から夏休み、という日、首に包帯を巻いて学校に行ったのを覚えています。

首にグルグル包帯なんて……、まるで耳を切ったゴッホの絵みたいに見るからに異様でしたが、巻かないのはさらにありえない、という状態でした。

17才、青春まっさかり……これはつらかったです……。

 

どうしてとつぜん、あのとき、あんなにもハッキリ状態が悪くなったかはわかりません。

年齢のせいかもしれませんし、高校生になって友達とファーストフードや、甘いものを食べる機会がふえたからかもしれません。

もっと別の理由があるのかもしれません。

複合的なものかもしれません。

バケツの水理論で、それまで少しずつためていたものがあふれ出したのかもしれません。でも、とにかく、その悪化は、いままでイヤイヤずるずるおつきあいしていたアトピーとは明らかに違っていました。

まるで、さえない恋人が突然DV男に豹変したみたいでした。

 

でも、教室の席でなるべく目立たないように首を縮めながら、わたしは思っていました。

「これから夏休みだし、いまひどくなったのはラッキーだった。夏休みの間に治せばいいんだから」って。

実際、わたしは夏休みの間に病院をめぐり、また楽しい高校生活を続けることになります。それが、そのあと何年にも渡る重症アトピーの始まりとは考えもしませんでした。