あとぷうの日記

重症アトピーでした。脱ステ+脱保湿+食生活で治しました。参考になればです!

アトピー歴.2 アトピーVS.喘息 どちらがいいか!?

わたしには、アトピー体質の子どもの多くがそうであるように、喘息もち、というありがたくないオマケまでついていました。

 

いま、「アトピーかつ喘息」でダブルに苦しんでいるかた。

ほんとうにいやんなっちゃいますよね。アトピーだけでもじゅうぶんつらいのに、呼吸まで自分の意のままにならないなんて。あんまりだと思います。

 

わたしが子どもの頃は、今とは違い、「喘息の薬=とってもこわい」と、巷でいわれていて、わたしは、喘息というピンポイントでは服薬を経験せずに(親が薬を飲まさずに)きました。

一般的な喘息がどういうものかわからないので、客観的な比較もできませんが、軽症…というわけでもなかったと思います。気管がゼーゼーする、というレベルではありませんでした。

よく、ドラマなどで、子どもが喘息で、ベッドにあおむけになって苦しそうにゼーハーしている図がありますが、つい、「いやいや、あおむけなんかで寝ていられないし」などと、つっこんでしまいます。

まず、横になんかなれません。

わたしにとって喘息時の体勢といえば、「うつぶせ+手足を縮める」、または「座って机などに肘をついて頬杖」が基本でした。

 

発作が起きると、2日くらい呼吸困難が続き、ずるずる1週間は学校を休む羽目になり、体重も3~4キロくらい落ちていたように覚えています。

まともに食べられずに、ずっとギブアップできない長距離走を走り続けているような状態なので、体重が落ちるのも当たり前かもしれません(でもまあ、治って食べられるようになれば、体重はすぐ戻りました)。

 

小学生のころは、風邪をひくと、たいてい喘息を併発しました。

喘息の困るところは、問答無用で苦しいところでした。

息が吸えない、吸えない、吸えない。

親は仕入れてきた情報で、「腹式呼吸をしなさい」なんて言いましたが、喘息のときに腹式呼吸なんてとてもやってられるわけがない(と、子どものわたしは思っていました)。

呼吸は生き物にとってまさに生命線なのに、そこをねらうなんて、ひどい、ずるい、ばかばか、と、喘息になるたびに、誰をともなくうらみに思っていました。

喘息は文句なしに苦しかった。つらかった。

でも、それでも、わたしは、アトピーより喘息のほうがずうううっといい、と思っていました。

喘息は発作が治まれば、それでおしまいです。

元通り気持ちよく深呼吸できるし、友だちと走り回ることもできます。

次にまた発作が起こるまで、喘息のことなど考えずにいられました。

でも、アトピーは、いつもひっそりそばにいる感じでした。

完全に治りきることがなくて、肘やヒザの内側はいつもガサガサ……。

人に、「自分は喘息もち」とはいえましたが、「アトピー」とはなかなかいえませんでした。