アトピー・身体の内側から修復していこう!/遠回りに見えて、実は近道!
アトピーの人は腸が弱っている。腸が汚れている。
けっこう昔から、よく耳にします。
わたしは憤慨したものです。
実際に肌がボロボロしているのに、中身(腸)まで汚いなんて言われちゃ、たまったもんじゃない! って。
なんというか、「外見はいまひとつでも、性格はいいんですよ!」みたいに、肌はボロボロでも内側はキレイ……と、考えたい。
でも、あるときふと思ったんです。
肌の状態がメチャクチャひどい時期でした。
外側がこんなひどい状態なのに、内側がキレイだと考えるほうがおかしい、って。
むしろ内側もボロボロしていると考えるほうがまともだって。
それは、イメージとして腸が弱っているとか、ボロボロしているという意味ではなく、本当の意味で、そして具体的に、消化管の壁が傷んでいるに違いない……、ということでした。
傷んでいるからこそ、食べ物がうまく消化できず、そのためアレルギー症状も出るのだろうと思いました。
外側を治したければ、先に内側を治していかなければいけないのだ、と改めて思いました。
だから、自分の口に入れるものは、よく考えないとダメだと思いました。
消化管に何を流すかは、自分の意思で決まるのですから、自分が取捨選択するだけです。
元気でピンピンしているときには平気なジャンクフードも、酸化した油も、大量の砂糖も、弱っている腸には負担になり、体そのものにも負担になるんじゃないかと思います。
化粧水もそうですが、やっぱり「健康な人がOKだからOK」と考えるのは間違いだと思います。
「自分の体質は弱いんだ」と、認めるところから、はじめないといけません。
いま、目の前にあるつらい症状をなんとかしたいときに、外側からではなく、まず見えない内側から……というのは、とても遠回りに見えます。
実際、時間もかかります。
でも、内側を整えてこそ、外側も治っていくのではないでしょうか。
外側だけちゃちゃっと治したい、なんていうのはムリな話なのです。
外側も内側もつながっていて、それこそ表裏一体なのですから。
だから、外側だけに目を向け、一生懸命外側だけをたたいているときには、いったんきれいになっても、また時間をおくとぶり返してしまうのじゃないかと思います。
問題は内側にあって、その問題は解決されていないから……。
だから、まず内側から……というのは遠回りに見えて、実はいちばんの近道です。
でも、そこになかなか気づけないから(というか、人は楽をしたいものだから?)、結局は遠回りしてしまうんですよね……。
もちろん、わたしももそうでした……。
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