アトピー歴.6 飲み薬が効かない…!
わたしは、高校を卒業し、大学に入り、サークル活動でスポーツをし……と、毎日をあわただしく過ごしながら、ずうっと薬とおつきあいしていました。
変化は少しずつ訪れていましたが、はっきり意識したのは大学2年目。
「よく効く」と思っていたはずの、抗ヒスタミン剤の飲み薬が以前より効かなくなっていました。
そして、それまでひどかったときにもまったく無傷だった顔が荒れるようになってきたのです。
まず、眉間がカサカサして、しばらくすると、薄皮のような皮膚が落ちるようになりました。
それまでなんともなかった顔が荒れるのは、わたしにとって大ショック!でした。
でも、最初は眉と眉の間の、ほんのビー玉くらいの小さな面積で、かつ、白くカサカサしたところに薬を塗りこめば目立たなくなるので、「たいしたことない」と、自分にいいきかせていました。
カサカサした皮膚が落ちると、そのあとはうっすら赤くなりました。
そして、しばらくするとまた白くカサカサして皮膚がはげる、そのくりかえしでした。
半年から1年くらいかけ、カサカサは眉間の一部から、少しずつ、おでこ全体へ、そして頬へと広がっていき、気づくと、わたしの顔はつねに赤く、ほてっているみたいな状態になっていました。
鏡をのぞくと、いつも顔が「赤い」。
頬を触ると、いつも「熱い」。
わたしは、日に何度も鏡をのぞき、頬を触り、そのたびに落ち込む羽目になりました。